Profile

森雪之丞 詩人・作詞家・作曲家

1954年1月14日生。東京都出身。作詞家、詩人。

大学在学中からオリジナル曲のライヴを始め、同時にプログレッシブ・ロックバンド『四人囃子』のゲスト・シンガーとしても活躍。

1976年に作詞&作曲家としてデビュー。以来、ポップスやアニメソングで数々のヒット・チューンを生みだしたが、90年代以降、布袋寅泰、hide、氷室京介など多くのロック・アーティストからの支持に応え、尖鋭的な歌詞の世界を築き上げる。

これまでにリリースされた楽曲は2200曲を超え、06年には作詞家30周年を記念しポルノグラフィティ、斉藤和義、大黒摩季などが参加したトリビュート・アルバム『Words of 雪之丞』が制作された。

また詩人として、94年より実験的なポエトリー・リーディング・ライヴ『眠れぬ森の雪之丞』を主催。03年には詩とパフォーマンスを融合した『POEMIX』を岸谷五朗と、11年には朗読会『扉のかたちをした闇』を江國香織と立ち上げるなど、独創的な行動と美学は多くの世代にファンを持つ。

近年は舞台・ミュージカルの世界でも活躍。劇団☆新感線の『五右衛門ロック』シリーズの作詞を始め、『CHICAGO』『THE WIZ』などブロードウェイ・ミュージカルの訳詞も手掛ける他、12 年には初戯曲となるロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』を雪之丞一座~参上公演として上演。新たな挑戦にも目が離せない。

History

1954
1月14日大阪に生まれる。本名、森正和。山羊座A型。
1963
父の転勤に伴い、東京に転居。
1969
都立大泉高校在学中に同級生とロック・バンド“南無(なむ)”を結成。
ジャックスの早川義夫に多大な影響を受け、オリジナル曲を作り始める。
1971
後にプログレッシブ・ロックバンド“四人囃子”を結成する森園勝敏、岡井大二と親交を深め、
二人のプロデュースで5曲入りレコード『南無』を100枚自主制作。
1972
上智大学英文科入学後、ギターの弾き語りライブを渋谷のジャン・ジャンで行うかたわら、
吉祥寺のOZなどで四人囃子のゲスト・シンガーとしても活躍。
また劇団青年座の『子猫を抱いたポリスマン』(演出:鈴木完一郎、主演:西田敏行)に ギタリストとして参加。
1973
初来日の“デヴィッド・ボウイ”を渋谷公会堂で観て、大きな衝撃を受ける。
山本寛斎の衣装が黒子によって引き抜かれるパフォーマンスがあったことから、
歌舞伎的な名前に憧れ、自らを『雪之丞』と命名。
1975
ザ・ドリフターズに作詞作曲した「ドリフの英語塾」が、
松竹映画『正義だ!味方だ!全員集合!!』の劇中で歌われる。
大学を中退。
1976
3月20日「ドリフのバイのバイのバイ」で作詞家としてレコード・デビュー。
その後キャンディーズ主演のミュージカル『スタンバイOK!』の作詞を担当。
1977
あおい輝彦に作詞作曲した「Hi-Hi-Hi」がオリコン7位にチャート・イン。
シンガー&ソングライターとしてのデビュー・アルバム『雪之丞見参』と、
シングル「Crazy Morning」をビクターよりリリース。
四人囃子、安全バンド、ハルヲフォン等の友人たちがバック・トラックを盛りあげている。
また、この年からNHKの音楽番組『レッツゴー・ヤング』の訳詞を担当。
1978
フジテレビ系スカウト番組『君こそスターだ』の審査員に就任。
1979
シンガー&ソングライターとしての2ndアルバム『1人称・単数・現在』と、
シングル「Salty Dog Magic」をビクターよりリリース。
ゴダイゴ、SHOGUNといった達人たちがサポートしたトラックをバックに、
アン・ルイス、鈴木ヒロミツ、デイヴ平尾とのデュエットも収録。

1970’sの主な作品

レコード

  • ザ・ドリフターズ「ドリフのバイのバイのバイ」(76)
  • キャンディーズ「Paper Plane Love」「恋の臨時ニュース」(76)
  • あおい輝彦「Hi-Hi-Hi」(77) *作曲も
  • 榊原郁恵「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」(77)*作曲も
  • レイジー「HEY!I LOVE YOU」(77)
  • アニメ“まんがはじめて物語”「不思議な旅」(78)*作曲も「未知へのロマン」(79)
  • 石川ひとみ「あざやかな微笑(ほほえみ)」(79)
  • パッショナータ「卑弥呼」(79)*Joe Lemon名義
  • 平尾昌章、太川陽介「ムーンライト・カーニバル」(79)

舞台

ミュージカル『スタンバイOK!』(76)
(作:小山内美江子、作詞:森雪之丞、音楽:小六禮次郎、演出:加藤盟、主演:キャンディーズ)
西友ファミリー・ミュージカル『マチャアキのそんごくうの大冒険』(77)
(作:加藤盟・小山泰雄、作詞:森雪之丞、音楽:すぎやまこういち、演出:関矢幸雄、主演:堺正章)
ミュージカル映画『わんぱくパック』(77)
(共同映画 作:いのうえひさし、監督:加藤盟、作詞:森雪之丞、音楽:小六禮次郎、主演:出門英)
1980
フジテレビ系子供番組『ひらけ!ポンキッキ』で「ジャブ・ジャブ・ロック」をJoe Lemon名義で作詞作曲。自ら歌う。
1982
「てるてるワイド」「ホームラン・ナイター」など文化放送の音楽を担当。
1983
ラジオ大阪『それゆけ歌謡曲』のパーソナリティ。
1985
10年構想を暖めてきた劇的舞踏バンド“マイティ・オペラ”を結成。
VocalとDanceに森、ラッキィ池田、五十嵐薫子(現:香瑠鼓)、ジナ、
Guitarと編曲に窪田晴男、Bass榊原雄一、Keyboard大河原るみこ、Drums松永俊弥、
ホーン・セクションにTrumpet兼崎順一、Trombone村田陽一、Saxophone佐藤公彦、
という才能豊かな11人の布陣。
1986
マイティ・オペラが西麻布のTool’s Barで初のギグ。
フォーライフ・ウィングよりシングル『ダンス革命』と、
アルバム『-14~世紀末の踊り子たちへ』をリリース。
また、バンドで日本テレビ金曜イレブンのオープニングとジングルを担当する。
1987
芝浦インクスティックでのライヴを最後にマイティ・オペラ解散。
それを機に作曲を断筆。
1989
高橋幸宏の誘いを受け、再結成した“サディスティック・ミカ・バンド”の作詞を担当。
メンバーと作品を模索しながらスタジオで過ごす日々の中、
「作詞家として自分がどう在るべきか?」答えを見出す。

1980’sの主な作品

レコード&CD

  • 和田アキ子「Shut up!」「無礼句(ブレイク)ダウン!」(80) *作曲も
  • 山口百恵「哀愁のコニーアイランド」(80)
  • 石野真子「恋のハッピーデート」(80)「恋のサマーダンス」(81)
  • 西城秀樹「ジプシー」(81)
  • 真田広之「青春の嵐」「愛よ炎に染まれ」(81) *作曲も
  • スラップスティック「意地悪ばあさんのテーマ」(81)*作曲も
  • シブがき隊「NAI NAI 16」「100%…SOかもね」(82)「Zokkon命(ラブ)」(83)
    「Hey!Bep-pin」(83)「男意ッ気」(85)「月光(ムーン)淑女(ビーナス)」(85)
    「トラ!トラ!トラ!」(86)「飛んで火に入る夏の令嬢」(86)
  • 堀ちえみ「とまどいの週末」(82) *作曲も
  • アニメ“キン肉マン”「キン肉マンGo Fight!」(83)「炎のキン肉マン」(84)
  • BOW WOW「絆FOREVER」(83)
  • 石川セリ「とぎれた記憶」「睫毛の先の21世紀」(83)「オリンポス」(85)
  • 風見慎吾「僕笑っちゃいます」(83)「泣いちっちマイ・ハート」(83)
  • 中原めいこ「君たちキウィ・パパイア・マンゴーだね。」(84)
  • 小泉今日子「クライマックス御一緒に」(84)
  • セイント・フォー「不思議!Tokyoシンデレラ」(84) 「太陽を抱きしめろ」(85)
  • SHI-SHONEN「憧れのヒコーキ時代」(84)「嘆きのシステム」(85)
  • ダック・テールズ「真夜中のサリー」(84)
  • クラッシュ・ギャルズ「炎の聖書(バイブル)」(84)
  • アニメ“Gu-Guガンモ”「ガンモ・ドキッ!」(84)
  • アニメ“チックンタックン”「好きしてチックン!!」(84)
  • ブラック・キャッツ「抱きしめてクレージーナイト」(85)
  • 斉藤由貴「白い炎」(85)「悲しみよこんにちは」(86)「砂の城」(87)
  • 浅香唯「ヤッパシ…H!」(86)「C-Girl」「メロディー」(88)
  • 石川秀美「春霞恋絵巻」(86)
  • アニメ“剛Q超児イッキマン”「いくぜ!イッキマン!!」(86)
  • マイティ・オペラ「ダンス革命」「-14の歌劇(オペラ)」(86)*作曲も
  • ピカソ「ファンタジー」(86)「さよならの素描(デッサン)」(87)
  • BaBe「Give Me Up!」「I Don’t know」(87)
  • 酒井法子「GUANBARE」(88)
  • 池田聡「月の舟」(88)
  • アニメ“おそ松くん”「おそ松くん音頭」(88)
  • アニメ“キテレツ大百科”「お嫁さんになってあげないゾ」「ボディーだけレディー」(88)
  • アニメ“鉄拳チンミ”「KUNG-FU BOY」(88)
  • アニメ“悪魔くん”「悪魔くん」「12FRIENDS」(89)
  • アニメ“ドラゴンボールZ”「CHA-LA HEAD-CHA-LA」(89)
  • アニメ“らんま½”「じゃじゃ馬にさせないで」「ド・ン・マ・イ来々(ライライ)少年(ボーイ)」(89)
  • アニメ“ハーイ あっこです”「キッチンから愛をこめて」(89)
  • アニメ“かりあげクン”「夜の銀ギツネとタヌキ」(89)
  • アニメ“たいむとらぶるトンデケマン!”「夢見ればタイムマシン」(89)
  • 高岡早紀「薔薇と毒薬」「ナイフの鳥、綺麗な石」(89)
  • Sadistic Mica Band「Boys&Girls」(89)

舞台 etc.

劇団青杜『テレスコープ』(83)
(作:古川登志夫、演出:柴田秀勝、作詞&音楽:森雪之丞)
劇団青杜『天国ロックをのぞいてみれば~テレスコープⅡ』(83)
(作:古川登志夫、演出:竹内正男、作詞&音楽:森雪之丞)
1990
『平成名物イカすバンド天国』の審査員を務める。
番組はブランキー・ジェット・シティを輩出。
1991
布袋寅泰とのコラボレーションが始まり、『GUITARHTHZMⅡ』作詞のためロンドンへ。
また、Vシネマ『湾岸ミッドナイト』の黒岩達也役で役者に初挑戦。
1992
PSY・Sの松浦雅也、画家のミック板谷とCD-Iのゲーム『SEVEN COLORS』を制作。
1993
ヨウジ・ヤマモト・パリ・コレクションにモデルとして出演。
ポプラ社から『ぼくの詞がきみのハートに届くまで』を上梓。
Vシネマ『湾岸ミッドナイトⅡ&Ⅲ』に出演。
桑田佳祐が提唱したチャリティー・コンサート“Act Against AIDS”に高橋幸宏と共に参加。
また、広辞苑を使った言葉のゲーム『たほいや』(フジテレビ)に、
山田五朗、三谷幸喜、松尾貴史、小林恭二、大高洋夫らと出演。好評を博する。
1994
ミック板谷の絵とコラボした詩画集『天使』(宝島社)を発表後、
渋谷ジャジャンにてポエトリー・リーディング・ライブ『眠れぬ森の雪之丞』を立ち上げる。
初回のゲストは高橋幸宏、大高洋夫、徳武弘文、桑田佳祐。
この後、布袋寅泰、山本耀司、秋吉久美子、早川義夫、白井良明、BEGIN、高中正義、
関口和之、鳥山雄二、谷中敦など様々なゲストと実験的なセッションを繰り広げ、
場所を南青山マンダラに移して2003年まで延べ16回の公演を果たす。
1995
桑田佳祐&Mr.Childrenが共演した“Live UFO”のため、“命”をテーマに詩を書き下す。
録音された朗読は演奏の間に挟みこまれ、メッセージ色の強いライヴとなった。
1996
J-WAVE『Poetry Cafe』火曜日の朗読を担当。
1997
布袋寅泰プロデュースによるポエトリー・リーディング・アルバム『天使のいた惑星』と
シングル「悪魔にされた天使」を東芝EMIよりリリース。
「悪魔にされた天使」はシリトリの形になった詩を、
秋吉久美子、布袋と森の3人で読み繋ぐ実験的な作品。
発売に伴い、日清パワーステーションで『天使のいた惑星』発売記念ライヴを行う。
ゲストは高中正義、奥居香、DJ.ハセベ、越智ブラザーズ、大高洋夫。
続いてこの年、
様々なアーティストが自らの詩を、様々なアーティストの音楽セッションの中で朗読する
ポエトリー・リーディング・アルバム『TOKYO POETS』(東芝EMI)をプロデュース。
俵万智×高橋幸宏、清春×斉藤恒芳、山本耀司×coba、かの香織×清水靖晃、秋吉久美子
×白井良明、ロバート・ハリス×屋敷豪太、森×高中正義など魅惑のラインナップ。
また、私淑する早川義夫からパワーステーションでのライブ・ゲストに招かれたことも、
大きな出来事である。
1998
Toshi×葉加瀬太郎のコラボに作詞で参加。コンサートでは朗読で参加。
ロック・マガジン“GIGS”に作詞講座『歌詞カードに火をつけろ!』を連載。
思潮社より『近未来詩集』を上梓。
詩と朗読が主役の深夜番組『ことたま』(フジテレビ)のホストを永作博美と。
またこの年、氷室京介とL.A.で初ミーティングを行い、「炎の化石」を完成させる。
1999
森の詩とミック板谷の絵が、壁や食器に描かれたカフェバー『天使』が横浜にオープンし、
『天使の影を探して…』と題したライヴを月イチで行う。
インタービュー&日記で構成された『作詞家森雪之丞 言葉のアーティスト宣言』を
ソニーマガジンズから刊行。
近未来を舞台にしたポエトリー・リーディングのアルバム『POETIC EVOLUTION』を
アンリミテッド・レコーズからリリース。
音楽は、今井寿(BUCK-TICK)、TAKUYA(Judy&Mary)、TAKURO&HISASHI(GLAY)、
千聖(penicillin)、Kiyoshi(Spread Beaver)、ゴンチチ、山本恭司(Bow Wow)、
高中正義、窪田晴男ら、ギタリスト達とのコラボレーション。

1990’sの主な作品

CD

  • 吉田拓郎「30年前のフィクション」「憂鬱な夜の殺し方」(90)
  • 高岡早紀「フリフリ天国」(90)「Ni-ya-oo」(91)
  • PSY・S「遊びにきてね」(90)「青空がいっぱい」(93)
  • アニメ“おれは直角”「学問のスズメ」「嫌いにならずにいられない」(91)
  • 酒井法子「あなたに天使が見える時」「モンタージュ」(91)
  • 高橋幸宏「愛は強い~Stronger than iron」「元気ならうれしいね」(91)「青空」(94)
    「精一杯の微笑み」(95)
  • 原由子「お涙ちょうだい」(91)
  • EBI「デカダンスの虹」(91)「アフリカの蝶」(92)
  • 布袋寅泰「Merry-Go-Round」 (91)「UPSIDE-DOWN」(92)「POISON」「スリル」(95)
    「CIRCUS」(96)「バンビーナ」(99)
  • アニメ“キテレツ大百科”「お料理行進曲」(92)
  • アニメ“クッキング・パパ”「ハッピー²ダンス」(92)
  • やしきたかじん「泣いてもいいか」(92)
  • 東京パフォーマンスドール「放課後はいつもパーティー」(92)「今夜はネヴァーストップ」
  • 山下久美子「ごめんね太陽」(93)「宝石」(94)「手のひらの星屑」(96)
  • hide「EYES LOVE YOU」「50%&50%」(93)
  • アニメ“ドラゴンボールZ”「WE GOTTA POWER」「僕達は天使だった」(93)
  • 奥居香「Vanishing」「水の鏡」(94)
  • すかんち「恋は最後のフェアリーテール」「おまえは俺のモノ」(94)
  • 種ともこ「悲しいほど自由」(95)
  • BOYO-BOZO「JUMP~jumpin’kids symphony」「Bang,Bang,Bang」(95)
  • VANILLA「愛をちょうだい」「ヌードと愛情」(95)「メラ☆メラ」(96)
  • 松井常松「Last Angel」(95)「Shadow of the moon」(96)
  • アニメ“空想科学世界ガリバーボーイ”「燃えろ!ガリバーボーイ」(95)
  • 特撮“ウルトラマン・パワード”「Starlight Fantasy」(95)
  • 特撮“激走戦隊カーレンジャー”「激走戦隊カーレンジャー」「天国サンバ」(96)
  • アニメ“バーチャファイター”「愛がたりないぜ」(96)
  • 杏里「あの夏に戻りたい」「もうひとつのBirthday」(96)
  • Heath「迷宮のラヴァーズ」(96)
  • アニメ“こちら葛飾区亀有公園前派出所”「葛飾ラプソディー」(97)
  • アニメ“ゲゲゲの鬼太郎”「イヤンなっちゃう節」(97)
  • 甲斐よしひろ「は・だ・か」(97)
  • Toshi×葉加瀬太郎「ナチュラル・ハイ」(97)「壊れた世界でカナリアは歌う」(98)
  • アニメタル「永遠の未来」(97)
  • 稲垣潤一「終わらないラブ・ソング」(97)
  • アニメ“異次元の世界エルハザード”「13月の革命」(98)
  • 中西圭三「迷宮の楽園(パラダイス)」(98)「風の扉」(99)
  • 氷室京介「炎の化石」(98) 「ダイヤモンド・ダスト」「SLEEPLESS NIGHT~眠れない夜のために」 (99)
  • アニメ“ゴクドーくん漫遊記”「プリズム」(99)
  • リュシフェル「堕天使BLUE」「Cの微熱」(99)
  • 千聖「電撃ミサイル2000」(99)

舞台 etc.

フジテレビ『上品ドライバー~ミュージカル版』(96)
(企画:ホイチョイ・プロダクションズ、脚本:小山薫堂、作詞:森雪之丞、作曲:本間勇輔、演出:本広克行)
パルコ劇場『美女とトークン、マヨネーズ』(96)
(作:伊藤正宏、演出:中村龍史、出演:松下由樹、挿入歌「キューピー讃歌」を作詞)
劇団スーパー・エキセントリック・シアター『昨日たちの旋律』(98)
(作:島田学生、演出:三宅裕司、主題歌「365回目の恋」&挿入歌を作詞)
ロック・オペラ『ハムレット』(98)
(作・演出:佐藤浩史、作詞:森雪之丞、音楽:斉藤恒芳・KIYOSHI、主演:ペニシリン etc.)

書籍

  • ぼくの詞がきみのハートに届くまで(94)~ポプラ社
  • 天使(94)~宝島社
  • 近未来詩集(98)~思潮社
  • 歌詞カードに火をつけろ(98)~シンコー・ミュージック
  • 作詞家森雪之丞 言葉のアーティスト宣言(99)~ソニー・マガジンズ
2000
ピアニスト富樫春生が12カ月を描いたアルバムに朗読で参加。
毎月1篇、12枚のCDに季節が滲む詩を書き下す。
また、コメンテーターとして出演したNHK・BSのドキュメンタリー『世紀を刻んだ歌~ヘイ・ジュード』が
ATP賞優秀賞、br放送文化基金賞本賞を受賞。
2001
京都東寺で行われたガラ・コンサートに出演。釈迦如来の前で詩を朗読。
フジテレビ『プレゼン・タイガー』やテレビ東京『芸術に恋して』に出演。
そして毎年12/1に武道館で行われる岸谷五朗&寺脇康文主催のチャリティー・イヴェント
“Act Against AIDS”に初参加。
戸田恵子、岸谷五朗と詩を読み、この後10年、篠原涼子、ポルノグラフィティの晴一、
本田美奈子、吉高由里子、三浦春馬など多彩な面々と朗読を繰り広げることとなる。
2002
TVぴあで『恋人を少しワガママにして天使がまた君の心を試している』の連載を開始。
作詞講座『歌詞カードに火をつけろ!』の続編『ヒットチャートをぶっとばせ!』を
シンコーミュージックから刊行。
夏には横須賀のhide Musemuのオールナイト・イヴェントで、hideに捧げた詩を朗読する。
2003
氷室京介のアルバム『Follow the Wind』を全曲作詞し、「Rap on Trap」では朗読も。
詩集『絶望を愛した38の症例(サンプル)』を角川書店より上梓し、
相田みつお記念館でライブとサイン会を行う。
そして鴻上尚史から第三舞台の名作『天使は瞳を閉じて』をミュージカル化するにあたり、
作詞と音楽プロデュースを依頼される。
ひとりの作曲家と組むのではなく、場面に合わせ様々なソングライターに曲を発注し、
メロディー性の強い画期的な作品を作り上げた森は、
芝居の中で歌詞を書くこと音楽を作ることの意義に目覚め、以後、ミュージカルの世界にのめり込んでいく。
また NHK BS2『公園通りで会いましょう』のウィークリー・ホストを担当。
「coba+池田聡」「江國香織+富樫春生」「早川義夫+佐久間正英」「栄芝+近藤等則」
「鴻上尚史+天野ひろゆき+純名りさ」のデイリー・ゲストと様々なセッションを行う。
年末には詩の朗読とパフォーマンスを融合させた『POEMIX』を岸谷五朗と共に立ち上げ、
12/12&28パルコ劇場で公演。
2004
1/17&18近鉄劇場で『POEMIX』大阪公演。
焼酎好きが高じてフジテレビCSで『焼酎ヲ極メル』のホストを務める。
鹿児島ロケで知り合った錦灘酒造の新酒に自らの名を呈し、箱に詩を添え書きし、
紫芋焼酎『雪之丞』が誕生。
2005
詩集『天才的な恋』を集英社より上梓。
その詩集を元にパワーアップした“POEMIXⅡ”を
パルコ劇場で9公演。大阪厚生年金ホールで2公演。
また、クイーンの曲で綴られたミュージカル『WE WILL ROCK YOU』の日本語字幕や、
デンマークの演出家・振付師スティーン・カーナーによるダンス・ミュージカル
『ФEN I ФST (ウーエン・イ・ウースト)』の日本語脚本と作詞を担当。
そして宇都宮隆の新しいバンド“U-WAVE”に作詞と朗読を担当するメンバーとして所属。
Zepp Tokyoや横浜BLITZでライヴを行う。
2006
作詞家生活30周年を記念して、
森の作詞作品を様々なアーティストがカヴァーした
トリビュート・アルバム『WORDS OF 雪之丞』がビクターよりリリースされる。
ポルノグラフィティ、斉藤和義、CHEMISTRY、柴咲コウ、ボニー・ピンク、大黒摩季、高橋幸宏、
つじあやの、RYOJI (ケツメイシ)、Koshi&Take (FLOW)などが参加。
プロデュースは東京スカパラダイスの谷中敦。
秋には『ペテン師と詐欺師』で初めてブロードウェイ・ミュージカルの訳詞を担当。
また、文芸誌すばる(集英社)で『シンメトリウム』と名付けた対称形の図形詩の連載を開始。
2007
ブロードウェイ・ミュージカル『テイクフライト』の訳詞を担当。
2008
ブロードウェイ・ミュージカル『CHICAGO』の訳詞を担当。
祝祭音楽劇『トゥーランドット』の作詞を担当。
舞台版ドラえもん『のび太とアニマル惑星(プラネット)』の作詞と音楽プロデュースを担当。
ファンだった演出家いのうえひでのりとの初セッションとなる
劇団☆新感線RX『五右衛門ロック』の作詞を担当。
そんな舞台漬けの中、新生パナソニックの社歌を作詞。作曲は久石譲。
2009
ブロードウェイ・ミュージカル『ドロウジー・シャペロン』『回転木馬』の訳詞を担当。
劇団☆新感線いのうえ歌舞伎『蛮幽鬼』のクライマックスに流れる「一滴の愛」を作詞。

2000’sの主な作品

CD

  • 氷室京介「永遠~Eternity」(00) 「Girls Be Glamorous」(01) 「Claudia」(03)
    「Wild Romance」(04)「Sweet Revolution」(06)
  • 早川義夫「天使の遺言」(00)
  • 布袋寅泰「VAMPIRE」「LOVE JUNKIE」(00)「DESTINY ROSE」(02)
  • リュシフェル「TOKYO幻想(イリュージョン)」「CARNATION CRIME」(00)「TUBASA」(01)
  • BEGIN「ウムトーサ」(01)
  • 椎名へきる「PROUD OF YOU」(03)
  • CHEMISTRY「Wings of Words」(05)
  • U-WAVE「Daydream Tripper」(05)
  • 斉藤和義「恋と愛がある国で」(07)
  • 郷ひろみ「Boom Boom Boom」(07)

舞台 etc.

劇団スーパー・エキセントリック・シアター『THE スターダスト』(00)
(作・演出:三宅裕司) テーマ曲の作詞
サード・ステージ『ミュージカル 天使は瞳を閉じて』(03)
(作・演出:鴻上尚史、作詞・音楽プロデュース:森雪之丞、音楽監修:西平彰、作曲:杏里、岸谷香、木根尚登、高橋幸宏、デーモン小暮閣下、
山本恭司、中西圭三、TAKUYA、TAKE、GAKU-MC、出演:天野ひろゆき、純名りさ、橋本さとし、辺見えみり、風花舞 etc.)
ロック・ミュージカル『WE WILL ROCK YOU』(05、06)
(監修:ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、原案・脚本:ベン・エルトン、日本語字幕:森雪之丞、出演:オーストラリア・カンパニー)
ダンス・ミュージカル『ФEN I ФST 』(ウーエン・イ・ウースト05)
(演出:スティーン・カーナー、脚本:スティーン・カーナー、クレメンス・テリング、音楽:ヨ・アキム、
日本語脚本・作詞:森雪之丞、出演:安田顕、音尾琢磨、植木豪、森弘一郎 etc.)
ブロードウェイ・ミュージカル『ペテン師と詐欺師』(06、08)
(脚本:ジェフリー・レイン、音楽・作詞:ディヴィッド・ヤズベク、演出:宮田慶子、翻訳:常田景子、
訳詞:森雪之丞、出演:鹿賀丈史、市村正親、奥菜恵、愛華みれ、高田聖子 etc.)
ブロードウェイ・ミュージカル『テイクフライト』(07)
(脚本:ジョン・ワイドマン、作曲:ディヴィッド・シャイヤ、作詞:リチャード・モルトビーJr.、
演出:宮本亜門、訳詞:森雪之丞、出演:天海祐希、城田優、池田成志、橋本じゅん、ラサール石井 etc.)
ブロードウェイ・ミュージカル『CHICAGO』(08、10)
(初演版演出・振付:ボブ・フォッシー、作詞:フレッド・エッブ、作曲:ジョン・カンダー、翻訳:常田景子、
訳詞:森雪之丞、出演:米倉涼子、河村隆一、アムラ=フェイ・ライト、和央ようか etc.)
祝祭音楽劇『トゥーランドット』(08)
(演出:宮本亜門、音楽:久石譲、衣装:ワダエミ、脚本:鈴木秀勝、作詞:森雪之丞、
出演:張(ア)惠(ー)妹(メイ)、岸谷五朗、早乙女太一、安倍なつみ、北村有起哉、中村獅童 etc.)
舞台版ドラえもん『のび太とアニマル惑星(プラネット)』(08)
(脚本・演出:鴻上尚史、原作:藤子・F・不二雄、作詞・音楽プロデュース:森雪之丞、
出演:坂本真、すほうれいこ、脇知弘、小林顕作、板垣桃子 etc.)
劇団☆新感線RX『五右衛門ロック』(08)
(作:中島かずき、演出:いのうえひでのり、作詞:森雪之丞、出演:古田新太、松雪泰子、森山未來、
江口洋介、川平慈英、濱田マリ、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、北大路欣也 etc.)
ブロードウェイ・ミュージカル『ドロウジー・シャペロン』(09)
(作詞&作曲:リサ・ランバート&グレッグ・モリソン、脚本:ボブ・マーティン&ドン・マッケラー、演出:宮本亜門、
訳詞:森雪之丞、出演:藤原紀香、木の実ナナ、川平慈英、なだぎ武、小松政夫、尾藤イサオ、中村メイコ、小堺一機 etc.)
ブロードウェイ・ミュージカル『回転木馬』(09)
(作曲:リチャード・ロジャース、脚本・作詞:オスカー・ハマースタイン二世、演出:ロバート・マックイーン、
翻訳:常田景子、訳詞:森雪之丞、出演:笹本玲奈、浦井健治、坂元健児、はいだしょうこ etc.)
劇団☆新感線いのうえ歌舞伎『蛮幽鬼』(09)
(作:中島かずき、演出:いのうえひでのり、テーマ曲作詞:森雪之丞、出演:上川隆也、稲森いずみ、
早乙女太一、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、山内圭哉、山本亨、千葉哲也 etc.)

書籍

  • ヒットチャートをぶっとばせ!(02)~シンコー・ミュージック
  • 絶望を愛した38の症例(サンプル)(03)~角川書店
  • 恋人を少しワガママにして天使がまた君の心を試している(04)~ぴあ
  • 天才的な恋(05)~集英社
2010
劇団☆新感線RX『薔薇とサムライ』の作詞を担当。
ミュージカル『黒執事~千の魂と堕ちた死神』の作詞を担当。
2011
フランク・ワイルドホーン作曲のミュージカル『GOLD』の訳詞を担当。
小説家&詩人の江國香織と朗読会『扉のかたちをした闇』を立ち上げ、
南青山マンダラにて第一回目を開催。
2012
雪之丞一座~参上公演と銘打ち、
長年の夢だったロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』を上演する。
音楽には盟友布袋寅泰、演出にはいのうえひでのりを配し、
初脚本ながらサンシャイン劇場23公演、森の宮ピロティホール4公演、
合わせて2万人の観客を動員。
熱狂的なファンからは再演を求める声が止まない。
続いてブロードウェイ・ミュージカル『THE WIZ~オズの魔法使い』の訳詞と、
劇団☆新感線RX『五右衛門ロックⅢ~ジパング・パンク』の作詞を担当。
公演は東京&大阪で13万人を集客。
そして江國香織との朗読会はゲストに荻原清子、前川紘毅、さかいゆうを迎え、
2/22、5/21、10/5と相次いで開催。

2010’sの主な作品

レコード

  • 布袋寅泰「STILL ALIVE」(10) 「嵐が丘」(13)
  • 大橋純子「大人の恋をしましょう」(10)
  • 郷ひろみ「僕らのヒーロー」(10)
  • 氷室京介「WORRIORS」(12)「North of Eden」(13)
  • 末光篤fest.斉藤由貴「恋を、した。」(12)

舞台 etc.

団☆新感線RX『薔薇とサムライ』(10)
(作:中島かずき、演出:いのうえひでのり、作詞:森雪之丞、出演:天海祐希、古田新太、
浦井健治、山本太郎、神田沙也加、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、藤木孝 etc.)
ミュージカル『黒執事~千の魂と堕ちた死神』(10)
(原作:柩やな、脚本:岡田麿里、演出:福山桜子、音楽:岩崎琢、作詞:森雪之丞、
出演:松下優也、西井幸人、岩﨑大、佐伯太輔、松本慎也、植原卓也 etc.)
ミュージカル『GOLD』(11)
(作曲:フランク・ワイルドホーン、脚本・作詞:ナン・ナイトン、訳詞:森雪之丞、
上演台本・演出:白井晃、出演:新妻聖子、石丸幹二、伊礼彼方、根岸季衣、西岡徳馬 etc.)
ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』(12)
(作:森雪之丞、音楽:布袋寅泰、演出:いのうでひでのり、出演:福士誠治、北乃きい、綾野剛、
片瀬那奈、内田朝陽、前川紘毅、松田翔、内田慈、右近健一、菅原永二、橋本じゅん etc.)
ブロードウェイ・ミュージカル『THE WIZ~オズの魔法使い』(12)
(脚本:ウィリアム・F・ブラウン、作詞作曲:チャーリー・スモールズ、翻訳演出:宮本亜門、訳詞:森雪之丞、音楽:Nao’ymt、
振付:仲宗根梨乃、美術:増田セバスチャン、出演:増田有華、ISSA、良知真次、エハラマサヒロ、森公美子、陣内孝則 etc.)
劇団☆新感線RX『ジパング・パンク』(12~13)
(作:中島かずき、演出:いのうえひでのり、作詞:森雪之丞、出演:古田新太、三浦春馬、
蒼井優、浦井健治、高橋由美子、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、村井國夫、麿赤児 etc.)