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Introduction


森雪之丞自選詩集『感情の配線』
2024年1月14日発売




1976 
年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の 3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続け日本を代表する<言葉のアーティスト>森雪之丞の最新詩集。

作詞家として 2700曲を超える作品をリリース( 202312月時点)、布袋寅泰、 hide、氷室京介など多くのロック・アーティストからの支持に応え、先鋭的な歌詞の世界を築き上げる一方、詩人として 94年より実験的なポエトリーリーディングライブ『眠れぬ森の雪之丞』を主催。 03年には詩とパフォーマンスを融合した『 POEMIX』を岸谷五朗と、 11年には朗読会『扉のかたちをした闇』を江國香織と立ち上げるなど、独創的な行動と美学が多くの世代を惹きつける森雪之丞初の自選詩集。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)に満ちた詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を堪能できる珠玉の一冊。図形詩、戯曲詩、初の書籍化。

― Review 

 

― Original Picture ―

 

装画:森まりあ   

― Commentary 

図形詩について
 短歌や和歌が基調とする5・7・5の韻律の縛りは、溢れ出た言葉を削ぎ落とす難しさがある反面、リズムや形が整いやすいという利点もあります。ルールがあるということはゲーム性も備えているわけで、読むだけでなく詠むことも趣味として人気のある理由だと思います。作詞もメロディーが先にある場合、文字数や言葉の切れる場所を制限されるわけで、“歌”と名の付くものは、何かしらの縛りの中で形成されているのです。
 一方、自由詩は何にも縛られないヤンチャし放題の領域。…ではありますが、有り余る自由の中にその詩だけの 波動(グルーヴ)を 発見しなくてはならないので、実は難易度の高い表現手段です。
 そこで、自由詩の中に今までになかった斬新な韻律を作ってやろう、と思い付いたのがこの『図形詩』。
 詩が図形になっているのですが、右から左へ縦にきちんと読めなければいけません。当然言葉の数は描く図形によって毎回違ってきます。図形と詩のテーマも関連させると、自由だけど楽しいルールになる。
 その図形詩を2編ずつ対にして『シンメトリウム』というタイトルで文芸誌『すばる』に連載していました。2006年から3年半ほど続いた連載で40種類ほどの図形が作りましたが、今回載せたのは選りすぐりの13編です。
 どうです、あなたも挑戦してみませんか?


戯曲詩について
 2001年、岸谷五朗と寺脇康文が主宰するAct Against AIDSのチャリティー・イヴェントに参加した際、少し芝居の要素のある詩を書いて、岸谷と戸田恵子と3人で朗読することができました。とても新鮮な体験でした。
 それが2003年と2005年、詩の朗読とダンス・パフォーマンスを融合した『POEMIX』という作品に発展し、舞台を見据えて書いた言葉達が詩集『天才的な恋』へと昇華したのです。
 その後、演劇に魅入られ、言葉は歌詞とセリフになり、『サイケデリック・ペイン』『SONG WRITERS』『怪人と探偵』『ロカビリー☆ジャック』『ザ・パンディモニアム・ロックショー』と5本のミュージカル戯曲を書いたわけですが、今回数編の詩を戯曲のように組み合わせて『戯曲詩』という世界を作ってみました。
 基本的に詩は詩人その人が語るものなのだと思いますが、ピーターや魔術師や影といった具合にキャストを振り分けることで、同じフレーズでも違った意味に響くのが不思議です。
 


森雪之丞

  img20240111153241540576.jpg 【詩】「贅沢な生物」より抜粋 img20240111153241580351.jpg 【詩】「十月の透明な魚」より抜粋 img20240111153241593943.jpg 【詩】「腐らない果実」より抜粋 img20240111001733496672.jpg 【図形詩】「正体」より抜粋 img20240111001733496707.jpg 【図形詩】浮遊

 
 

Campaign

― 森雪之丞自選詩集「感情の配線」発売記念イベント ―

― 森雪之丞自選詩集「感情の配線」
発売記念イベント ―

森雪之丞自選詩集「感情の配線」発売を記念し、森雪之丞が特別なゲストを招いてポエトリーリーディングの魅力をお届けします。
 
【イベント&オンライン配信(Zoom)】
イベントタイトル:森雪之丞自選詩集「感情の配線」発売記念イベント
代官山 蔦屋書店スペシャルSeason.1森雪之丞トーク&リーディング
出演者:森雪之丞(著者)
朗読ゲスト:猪塚健太、牧野由依、礒部花凜
 
日時:1月25日(木)19:00~(開場 18:30)
会場:代官山 蔦屋書店 (詳細は当選者様のみにご案内いたします。)

【チケット】
1.[会場参加チケット+書籍]:2200+2750=4950円(税込)
2.[オンライン参加チケットのみ]:2000円(税込)
3.[オンライン参加チケット+書籍+送料]:1800+2750+500=5050円(税込)

【チケット販売期間】
1.[会場参加チケット+書籍]※整理番号順入場(自由席) 
    1月13日17:00~1月17日23:59(当選連絡1月18日17:00)
2.[オンライン参加チケットのみ]/ 3.[オンライン参加チケット+書籍+送料]
    1月18日17:00~1月25日19:00

【チケット購入方法】
蔦屋書店イベントページより、詳細・お申し込みにあたっての注意事項をご確認の上でお申し込みください。


【オンライン参加チケットご購入の方】
リアルタイム視聴が難しい方はアーカイブ配信でもご視聴いただけます。
期間:イベント終了後~2024年2月1日(木)23:59迄
※アーカイブ配信視聴用URLは、イベント終了後Event Managerにご登録いただいたメールアドレスに送付いたします。

Poetry Reading

Store

タイトル:森雪之丞自選詩集「感情の配線」
発売日:2024年1月14日
価格:2,500円(税別)
サイズ:四六判横
ハードカバー/布装
120ページ
装画:森まりあ
 
<収録内容>

森雪之丞自身がこれまでに発売した詩集から厳選、図形詩、戯曲詩の初の書籍収録。
 
<目次>

詩I 14篇
図形詩 10篇
詩Ⅱ 13篇
戯曲詩『夢と旅の図式』5篇による連作詩
詩Ⅲ「生きる、あなたに泣いてほしくて」

― オンラインストア ―

― 取扱店舗 ―

代官山 蔦屋書店(東京)

品切れの場合もございますので、ご理解ください。